HISモバイルで使える端末(対応機種)とは?

2023年4月16日HISモバイル

HISモバイルサポート端末アイキャッチ
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こんにちは、ぶっちょ(@marumaru_buccho)です。
この記事を書いているのが4月で、新学期も始まった頃です。

前回、格安SIMを選ぶときに出てくる疑問点に対して、HISモバイルではぶっちゃけどうなのか?の記事でしたが、今回、HISモバイルを使うにあたり、どのような条件の端末(対応機種)であれば使えるか?をご紹介したいと思います。

HISモバイルも、格安SIMなので、どのような端末(対応機種)でも動作するか?というとそうでもなく条件があります。
このように、格安SIMを使いたいけど~という方はたくさんおられるとは思いますが、なかなか格安SIMが広がっていかないのが、調べても専門用語が多すぎてよくわからない~ところに至るのではと考えます。
そこで、現役エンジニアの私が分かりやすく、惜しみなく使える端末(対応機種)の条件をご説明したいと思います。
これを読めば、HISモバイルだけでなく、他の格安SIMにも応用ができますので、ぜひぜひ参考にしてください。

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HISモバイル

HISモバイル回線で使えるスマホの機種は?

HISモバイルで使える端末(対応機種)を判別するための項目は、大きく5つあります。

通信世代
お使いになるキャリアの対応周波数ハンド
お使いになるスマホの対応周波数バンド
SIMロック解除有無
技適マーク有無

では見ていきましょう。

通信世代

まずは、キャリア、スマホの通信の世代(ジェネレーション)です。前回の記事でも記載しましたが、HISモバイルでは、ドコモの回線を借用しております。ドコモでは5Gは対応していますが、HISモバイルでは5Gには対応しておりません。
ちなみに、少し余談ですが、3G、4G(LTE)、5Gの「G」は、ケータイの通信方式の世代(ジェネレーション)の「G」です。4Gのみ「LTE」と呼んだり「4G」と呼んだりします。もちろんジェネレーションがあがっていくにあたり、通信速度は上がっていきます。

話は戻り、HISモバイル側は3G~LTEには対応しているようですが、3Gはドコモから以下のようにサービス終了のアナウンスがあり、HISモバイルも同様LTEに移行の方向なので、基本はLTEのみと考えた方がよいでしょう

HISモバイルを使うにあたり、古いスマホを使う場合、特に5G対応していなくても問題はないですが、新規で中古を購入するなら、いずれ通信方式はアップデートされていくので、対応していたほうがいいとは思います。



NTTドコモ(以下「ドコモ」といいます)が提供する第三世代移動通信サービス「FOMA」(以下「3G」といいます)について2026年3月31日をもってサービスを終了することがドコモから公表されております。今般、ドコモから、設備集約の影響によりドコモの800MH帯のみでカバーされるエリア(以下「FOMAプラスエリア」といいます)に対応していない端末では、2022年1月から、一部のエリアで話・通信のご利用ができなくなることが告知されました。                                      


HISモバイル ホームページ 引用

通信事業者の使用バンド(周波数帯)

次に、通信事業者のバンド(周波数帯)の確認になります。
日本では、総務省が、携帯(スマホ)だけに限らず、電波を出す機器、例えば、テレビ放送や、タクシー無線等にも、使える周波数をわりあてています。

総務省 電波利用ホームページ|周波数割当て|周波数帯ごとの主な用途と電波の特徴 (soumu.go.jp)

スマホにも、もちろん割り当てがあり、スマホの通信事業者により、その周波数は変わりますので、これから使用する通信事業者のバンド(周波数帯)を調べる必要があります。

今回は、HISモバイルですので、大元はドコモ回線になりますので、
B28、B19、B21、B3、B1、B42になります。
HISモバイルでは、5Gは非対応なので特に確認は必要ないですが、他の格安SIMで、5Gもお考えの場合、他の格安SIMの通信事業者の5G対応バンドも確認しておいた方がよいとは思います。 

周波数帯NTTドコモauソフトバンク楽天モバイル
700MHz帯B28B28B28
800MHz帯B19B18/B26B18(KDDIローミング時)
900MHz帯B8
1.5GHz帯B21B11B11
1.7GHz帯B3B3B3B3
2.0GHz帯B1B1B1
3.5GHz帯B42B42B42

スマホの対応バンド(周波数帯)

さらに、HISモバイルで使用しようと思っているスマホの対応バンド(周波数帯)を調べることが必要になります。一番早く、確実に調べるなら、使用予定のスマホの仕様に記載されていますので、そちらで確認しましょう。

SIMのロック解除有無

一番重要な部分です。
格安SIMを使う場合、基本は、SIMロック解除されている必要があります。SIMロックとは、特定の通信事業者のSIMカードしか使えないようにするため、スマホ、ケータイ、モバイルルーターなどのモバイル端末にかけられた制限のことになります。
2021年10月1日から国の指導で通信事業者の販売する端末にかけられているSIMロックが原則として廃止されました。なので最近のものは、通信事業者からの販売でもSIMロックがかかっていませんが、2021年以前に購入したスマホであれば、SIMロックがかけられている場合があります。ロック解除が通信事業者により、有料となる場合もありますが、その場合なるべく解約する前に、通信事業者に端末を持ち込んで、SIMロックの解除をしたほうがいいと思います。

技適有無

この項目は、意外と見落とされてる場合があり、注意が必要です。
技適とは、『技術基準適合証明』の略称で、BluetoothやWi-Fiなどの無線モジュールが搭載された無線機は日本電波法に規定されている機器認定を受ける必要があります。この機器認定は『技術基準適合証明』が必要になります。

国内の通信事業者が販売していiPhoneや国内メーカーの中古販売されているスマホであれば、特に注意する必要はありませんが、まれに中古販売されているスマホ(iPhone含む)で香港等海外から直輸入され販売されているものがありますので、その場合技適は取れていない場合があります。機器にもよりますが、機器の外部に下記のようなマークが書かれていれば、技適が通っています。

技適マークのない海外製スマホやBluetoothイヤフォンなどを日本で使うと電波法違反になります。許可されていない周波数の電波を発信すると、他の電波と混信して通信に影響を及ぼす可能性があるため。電波法第110条では、不法無線局(無線機器)を使った場合は「一年以下の懲役または100万円以下の罰金に処する」場合があるとしているので注意が必要です。

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iPhoneは?

ここからは、具体的に、5つの項目をiPhoneとAndroidの見かたを見ていきましょう。まずは、iPhoneですが、

通信方式の世代

iPhone12からは、5G対応になっています。HISモバイルは、3G~LTE(4G)まで対応で、3Gはドコモがサービス終了方針をうたっていますので、LTEを中心に考えると、iPhone5~となります。
ただし、Appleが2022年秋リリースのiOS16.0以降のサポートを考えると、iPhone8(※1)以降がお薦めです。
※2023年秋のiOS Updateによりサポート機種の範囲がかわる可能性があります。

キャリア・スマホの周波数バンド

iPhone8ですと、iPhone8の仕様をみると以下ですが

apple iPhone8 仕様 引用

HISモバイルの B28,B19,B21、B3,B1,B42と全てのバンドが対応しております。

SIMロック有無

 iOS15では、「設定」→「一般」→「情報」→下から2番目に「SIMロックなし」とかかれていれば、解除されています。

技適有無

 iPhoneの場合、筐体には技適マークの記載はなく、「設定」 → 「一般」 → 「法律に基づく情報および認証」に書かれています
このように、2023年4月現在では、非常に古い、iPhone8(2017年9月リリース)でもHISモバイルに対応しています。さすがiPhoneですね。

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Androidは?

次にAndroidですが、 AndroidはOSのリリースと「Android のセキュリティに関する公開情報」から、ほぼ4年のサポート期間になります。
サポート期間外のスマホは、セキュリティの脆弱性の観点と、アプリケーションがサポートしないことから、なるべく最新に近いものを選択するほうがよいと思います。

ちなみに、2023年4月時点でサポートされているのは「Android OS 10 以降」ですので、Android OS 10以降のもの、Android OS 10以降へアップデートできるものを選択しましょう。

通信方式の世代

Android OS 10以降を選択していれば、4G(LTE)は対応しています。HISモバイルは、5G非対応ですが、5Gの対応有無は、そのメーカーのスマホの仕様で確認してください。

キャリア・スマホの周波数バンド

例えば、Xperia XZ3 を見たときに、ドコモ版「Xperia XZ3L SO-01L」au版「Xperia XZ3 SOV39」、ソフトバンク版「Xperia XZ3 801SO」の3種類あります。

例えば、HISモバイルは、ドコモ回線を使用しているので、Xperia XZ3L SO-01Lであれば動作は可能と考えます。しかし、au版「Xperia XZ3 SOV39」、ソフトバンク版「Xperia XZ3 801SO」では、バンドが対応していないので使用できません。このようにXperia XZ3は、同じXZ3であっても、それぞれのキャリアに最適化されているので、docomo、au、Softbankと3種類があり、間違って異なる通信事業者の端末を使わないように注意が必要です。

docomo Xperia XZ3 SO-01L サポート情報 引用

SIMロック有無

「設定(歯車マーク)」→「デバイス情報」→「SIMのステータス」→「SIMロックステータス」に「許可されています」があれば、SIMロック解除済みになります。

技適有無

「設定」→「デバイス情報」→「規制ラベル」→「ダイアログ」より「技適マーク」が確認できます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?HISモバイルで使える端末(対応機種)の選び方でした。少し応用すると他の格安SIMでも活用できます。まとめると格安SIMで使用の場合、以下を確認する必要があります。

・通信世代
・お使いになるキャリアの対応周波数ハンド
・お使いになるスマホの対応周波数バンド
・SIMロック解除有無
・技適マーク有無

格安SIMで使用するなら、iPhoneの方が流通も多いですし、古い機種でも対応していることが多いです。しかしAndroidは、iPhoneと比べればスマホ自体の単価は安いのですが、OSのサポート期間が短く、古い機種はアプリも対応していないことが多く、かつ希望する格安SIM業者で使えるか?が非常に分かりずらいと思います。
今回の記事をご参考にしていただき、少しでも皆様の通信費用の削減に貢献できればと思います。

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Posted by ぶっちょ