どっちがおトク?LINEMOと楽天モバイルを比較して選ぶポイント解説
こんにちは、ぶっちょ(@marumaru_buccho)です!新しい記事をお届けします。
一緒に格安SIMの世界を探っていきましょう。
前回の記事では、今年こそは、格安SIMにして通信インフラ費用をおさえるぞーとお考えの方向けに、~3GBまでの料金プランで料金が近く、優劣がつけがたく悩んでいる方向けに、個別に楽天モバイルとpovoを比較しました。povoと楽天モバイルそれぞれの料金プラン、速度、エリアなどなどの項目にて、マニアック^^;でなく、一般ユーザー目線でそれぞれ、3段階で点数をつけました。その結果、楽天モバイルが30点、povoが23点となりました。
お悩みの方は、記事をご参考に何に重きをおくか検討して、格安SIMベンダーを選んでください。
今回は、LINEMOと楽天モバイルの比較です。こちらも~3GBだと似たような料金プランですが、このような時には、料金以外の項目も重要になりますよね。どちらのサービスが良いか悩むところです。
比較項目を調査するだけでもお時間がかかるので、おまかせください!5社以上の格安SIMに乗り換えた経験を持つ現役エンジニアとして、ユーザ目線で一発で比較できるように、今回も記事をまとめました。ぜひご参考にしてください。
結論
楽天モバイル | LINEMO | |
---|---|---|
料金プラン(~3GB) | 税込み1078円 | 税込み990円 |
繰り越し | できない | できない |
通話料金 | Rakuten Linkで無料 OS標準:22円/30秒 | LINE通話で無料 OS標準:22円/30秒 |
通信速度 | 平均Ping値: 49.1ms 平均ダウンロード速度: 22.84Mbps 平均アップロード速度: 2.86Mbps | 平均Ping値: 40.35ms 平均ダウンロード速度: 70.84Mbps 平均アップロード速度: 15.11Mbps |
通信エリア | パートナ回線で99%(パートナーau) | ソフトバンクの4G回線は人口カバー率が99% |
販売機種 | iPhone,AppleWatch,Xperia,Galaxy,Aquos,OPPO,Xiaomi | なし |
対応機種 | 一覧あり | 一覧はないが、検索可能 |
キャンペーン | 楽天ポイント還元が多い | 一部、Paypayポイント、PayPay残高での還元 |
オプションサービス | 28サービス(有料18サービス) | 11サービス(無料4サービス) |
サポート | よくあるご質問、店舗、コミュニティ | よくあるご質問、BOTチャット、設問回答式 |
ポイント還元 | 楽天ポイント SPU+4倍 | なし |
支払い方法 | 楽天ポイント、口座、クレカ | クレカ、口座、PayPay残高 |
まずは、一覧の比較表から・・・
povoと似た料金プランですが、LINEMOは、povoのと違い、「LINE」というアプリとのシンクを強みにだしています。楽天モバイルも通話、SMSではRakuten Linkがあり、強みになるアプリがある点は同じですね。
キャンペーンでは、楽天モバイルは、まとまった楽天ポイントでの還元でのキャンペーンが多く、一方LINEMOでも、タイミングによっては、まとまったPayPayポイントでの還元もあります。
通信エリアも、楽天モバイルはauのパートナ回線も含んでですが99%、LINEMOもSoftbak回線ですが、人口カバー率は99 %なので同じですね
これをみるといい勝負するのではと考えます。
では、1つ1つ見ていきましょう。
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料金プラン
LINEMOと楽天モバイルの料金プランを比較すると、どちらも格安SIM市場でコスト効果が高い選択肢となります。LINEMOは、楽天モバイルよりもわずかに低い税込み990円で提供されています。この価格差はあるものの、通信サービスの品質や提供される特典を考慮すると、どちらも利用者にとって魅力的なサービスと言えます。
LINEMOは楽天モバイルと比較してやや低価格ですが、その価格差は大きなコスト差ではありません。重要なのは、料金だけでなく、通信速度やエリアカバレッジ、追加サービスなど、総合的な利用体験を考慮することです。したがって、ユーザーが求めるサービスや利便性に応じて、どちらが最適かを検討することが重要です。
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繰り越し
双方とも、繰り越しはできません。
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通話料金
双方ともOS標準の通話では、料金が22円/30秒に設定されています。しかし、通話においてLINEMOと楽天モバイルでは異なる特徴があります。
LINEMOの場合、LINEアプリを使用するとギガフリーで、通話に関連するパケットは無料となります。ただし、LINEアプリがインストールされていない場合や固定電話にかける際は、LINEアプリで通話できないので、OS標準の通話で行う必要があり必ず22円/30秒かかります。また、LINEMOの通話はパケット通話となり、発信者のギガフリーなので、パケット消費には影響がありませんが、受信者のパケット通信が消費されるため注意が必要です。
一方で、楽天モバイルはRakuten Linkアプリを介しての通話が無料です。このRakuten Linkはアプリがないスマートフォンや固定電話にも通話可能です。ただし、Rakuten LinkはVoLTEではないため、通話品質には一定の制約があります。
通信速度
通信速度については、具体的な数値を見る上で3つのポイントがあります。一般的な速度測定サイトであるInternet Speedtestをみても同じ3つのファクターを測定しています。
今回は「みんそく」さんの平均値を参考にしています。地点による変動を考慮することで、より広い視野で速度を評価できます。
- 平均PING値: レスポンス(応答速度)を示し、小さい方が望ましいです。
- 平均ダウンロード速度: インターネット越しのデータのダウンロード速度で、動画の視聴においては大きい方が好ましいです。
- 平均アップロード速度: オンラインゲームなどに影響する速度で、こちらも大きい方が望ましいです。
具体的なデータは以下の通りです。
- 楽天モバイル: 平均PING値 49.1ms、平均ダウンロード速度 22.84Mbps、平均アップロード速度 2.86Mbps
- LINEMO: 平均PING値 40.35ms、平均ダウンロード速度 70.84Mbps、平均アップロード速度 15.11Mbps
以前のpovoと同様に、PING値以外は大きい方が好ましいですが、オーバースペックは無駄であり、エンタメ動画を楽しむ上ではダウンロードが約3Mbpsの速度が十分であるため、楽天モバイルでも速度的には十分と言えます。
通信エリア
LINEMOは、ソフトバンク回線を採用しており、通信エリアはSoftbankやY!mobileと同等です。
最近では、LTE通信のエリアは、楽天モバイルを除けば、格安SIMベンダーも大手大手3キャリアから回線を借りているので、エリアとしては大手キャリアとほぼ同一です。
5Gにおいては、NSA(Non-Standalone方式)とSA(Standalone方式)の2つがあり、SA方式はまだ技術が確立されておらず、大手キャリアでも周波数の特性から、広範囲な通信が難しいため、現状ではピンポイントのエリアでの通信が主流です。
一方、NSAはLTEと5Gが複合されるため、速度はほぼLTEと同等ですが、エリアを広範囲に展開できる利点があります。
以下は、楽天モバイル(上),LINEMO(下)の同一地点での通信エリアの図(それぞれのHPから抜粋)ですが、
楽天モバイルは、紫が(NSA、ミリ波)、薄緑(SA)で、
LINEMOでは、紫(NSA ミリ波)、濃いピンク(SA)です。
同様なエリアですが、5Gのカバレッジにおいて楽天モバイルのミリ波が広範囲にわたり、特に世田谷区や江戸川区では優れた性能を発揮しているようです。
販売機種
楽天モバイルは、メジャーな機種販売を販売していますが、LINEMOは機種販売はないのでご自身で準備が必要になります。
対応機種
楽天モバイルとLINEMOは、MNPを考えているスマホ機種が分かれば、それぞれのホームページで対応可否を確認できます。楽天モバイルは特に対応機種の一覧が用意されています。
古いiPhone機種は、ほとんどの格安SIMベンダーが対応しているため、心配はないですが、Androidは各格安SIMベンダーによってサポートが異なります。特に古い機種の対応は様々ですが対応していると便利ですが、そうとは限りません。
そこで、実際にどこまで古い機種がサポートされているか、試しに確認してみました。
前回の記事に登場した8年前のAQUOS SERIE SHV32(2015年夏モデル)やXperia X Performance SOV3(2016年夏モデル)はLINEMOでどうなっているかを見てみましょう。
- AQUOS SERIE SHV32(2015年夏モデル): LINEMOでは対応していないようです。
- Xperia X Performance SOV3(2016年夏モデル): こちらはLINMOで対応しているようです。
双方とも、楽天モバイルでは公式的には、対応していないです。
以下は、格安SIMのベンダーが異なりますが、HPでサポート情報が見当たらなくても、以下の記事を参照することでサポート可否を確認できるかもしれません。
キャンペーン
LINEMOは、Softbank関連ですので、一部PayPay残高、PayPayポイントでの還元があります。
PayPay残高、PayPayポイントは街中でお買い物に使用できるので非常に利便性が高いです。
一方、楽天モバイルも同様に、多彩なキャンペーンを展開しており、大規模なポイント還元が魅力です。これにより、通信サービス利用だけでなく、日常の様々な支出でポイントを貯めやすい状況が整っています。楽天ポイントは、楽天市場や提携先で広く利用可能なので、利便性が高いのも特長です。
どちらも使い勝手の良いキャンペーンが充実しており、自身の生活スタイルに合ったポイント活用が期待できます。
オプションサービス
オプションサービス | 楽天モバイル | LINEMO |
---|---|---|
15分通話かけ放題(1100円) | 通話準定額(5分以内) 550円 | |
識別番号サービス(1100円) | 通話定額 1650円 | |
楽メール(無料) | LINE MUSIC FOR Softbank 480円~ | |
楽メール持ち運び(330円) | 持ち込み端末保証 With apple care service 580円~ | |
留守電(無料) | 持ち込み端末保証 715円~ | |
着信転送(無料) | 留守電パック 220円 | |
割り込み通話(無料) | +メッセージ 無料 | |
発信者番号非通知(無料) | セキュリティパックプラス 660円 | |
特番通話(無料) | フィルタリング 無料 | |
着信SMS(無料) | ||
Rakuten Link(無料) | ||
SMS(無料) | ||
故障紛失保証(800~1460円) | ||
スマホ交換保証(715円) | ||
持ち込みスマホ安心保障(715~1309円) | ||
あんしん保証(280~650円) | ||
ノートン 220円 | ||
iフィルター 330円 | ||
遠隔サポート 550円 | ||
電話番号シェア 550円 | ||
WiFiエコネクト 398円 | ||
ディザリング 無料 | ||
緊急速報 無料 | ||
災害伝言掲示板 無料 | ||
国際通話かけ放題 980円 | ||
国際通話 無料 | ||
海外ローミング 無料 | ||
国際SMS 無料 | ||
データチャージ 550円/1GB | ||
楽天モバイル買い替え長徳プログラム 無料 | ||
下取り 無料 | ||
あんしん操作 550円 | ||
データ移行 1100~2200円 | ||
保護フィルム 1100円 | ||
ガラスコーティング 4400円 |
LINEMOのオプションサービスをみると、通話定額も5分とフルとで分けていたり、紛失、破損した場合の保証サービスやセキュリティのサービス、海外ローミングのサービスも準備されていて、楽天モバイルよりは数は少ないですが、必要最低限は揃えています。
LINEMOで1点紛らわしかったのでご紹介しておきますが、海外ローミングの世界ケータイ、国際通話がホームページは無料となっているが申し込みは無料だが、対応に費用が発生しますので、この表では有料にしています。
サポート
LINEMOは、実店舗が存在せず、主に「よくある質問」やチャットを通じてサポートを提供しています。しかしこのチャットは人間ではなくBOT(機械)が対応しているため、求める回答を迅速に得ることができるかどうかは疑問です。
一方で、楽天モバイルは、「よくある質問」、実店舗、およびコミュニティによるサポートが利用可能です。実店舗が存在するため対面での相談も可能ですが、事前の予約が必要です。
実店舗があることは利点でありより柔軟な対応が期待できます。
ポイント還元
LINEMOでは、LINEMOの契約自体で、他のサービスでPayPayポイントをアップする特典を得る手段ではありません。
例えば、SoftbankやY!mobileを契約することで、ヤフープレミアム(550円/月)が無料になるというサービスがありますが、現時点ではLINEMOはこの特典に含まれていないようです。個人的には、同じSoftbankサービスなので、将来的にヤフープレミアムもLINEMOを契約していると、無料になることを期待したいですね。
一方で、PayPayカードを使用してスマホ料金を支払うと、PayPayポイントが還元されます。
楽天モバイルでは、ユーザーが楽天モバイルを契約している場合、楽天市場でのお買い物の楽天スーパーポイント(SPU)が通常の4倍に増加し非常にお得になります。
支払い方法
楽天モバイルでは、3つの異なる支払い方法(楽天ポイント、口座振替、クレジットカード支払い)が利用できます。
同様に、LINEMOも複数の支払い方法を提供しており、PayPay残高、口座振替、クレジットカード支払いが選択できます。LINEMOの料金(一部を除く)をPayPay残高で支払う際は、以下の手順があります。
PayPay残高払いの概要:
- 利用料金の支払いは、事前に保証金の設定(PayPay残高の事前引き落とし)を行います。
- 保証金は1回当たり1万円まで入金可能で、請求締め日(通常は毎月末)までに入金すれば、当該請求月の料金支払いに充当されます。
この仕組みにより、利用者はPayPay残高で簡単にLINEMOの料金を支払うことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、LINEMOと楽天モバイルの比較でした。記事を書いていて、次に契約するなら、LINEMOもいいな~と考えるようにもなりました。
まとめると以下になります。
料金プラン
どちらも3GBまでのプランが、楽天モバイルは税込み1078円、LINEMOは税込み990円
通話料金
アプリ経由ではどちらも無料
OS標準の通話は両方とも22円/30秒かかります。
LINEMOは、LINEを使用していない方や固定電話にはかけれない
Rakute Linkはアプリがない方、固定電話にもかけれる
通信速度
平均Ping値、ダウンロード速度、アップロード速度でLINEMOが優れているが
ダウンロード3Mbpsあれば、エンタメ動画が楽しめるので、さぼど神経質にならないくてもいいと思います。
通信エリア
どちらも広範なエリアをカバー
楽天モバイルは、2024年にプラチナバンドの立ち上げを行うので、さらに改善されていくことに期待
販売機種
楽天モバイルはiPhone、Apple Watch、Xperia、Galaxy、Aquos、OPPO、Xiaomiなどの幅広い機種が利用可能
LINEMOは販売機種がないため、対応機種を準備必要があります。
対応機種
どちらも一覧があり、確認可能です。
キャンペーン、オプションサービス
楽天モバイルは楽天ポイントの還元が多く、28のオプションサービスを提供
LINEMOはPayPayポイントやPayPay残高での還元があり、11のオプションサービスが利用可能です。
サポート
どちらもよくあるご質問やコミュニティを通じて情報提供を行っていますが、
楽天モバイルには実店舗があり店舗でのサポートも受けられる。
LINEMOはBOTチャットや設問回答式も導入
ポイント還元と支払い方法
楽天モバイルは楽天ポイントがSPU+4倍で付与
LINEMOはポイント還元がなし
支払い方法
どちらもクレジットカード、口座振替、PayPay残高(楽天モバイルの場合楽天ポイント)などが利用可能
大きな差があるポイントしては、
通信速度、エリア、販売機種有無、オプション(海外ローミング部分)、サポート(実店舗有無)あたりでしょうか
楽天経済圏のかたで、楽天モバイルを使用している方と同様、
スマホ決済で、PayPayを主に使用している方であれば、LINEMOも非常に良い選択になるのではと考えます。
自分の使用スタイルに合わせて最適な選択を検討してみてください。
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