HISモバイル 初期費用はどのくらい?
こんにちは、ぶっちょ(@marumaru_buccho)です。
この記事を書いているのが連休初日です。いかがお過ごしでしょうか?
前回、HISモバイルで使える端末(対応機種)とは?どういうものか?の記事でしたが、少し応用すれば、他の格安SIMにも応用がききますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
さて、今回は、HISモバイルの初期費用のお話です。
スマホをMNP(電話番号を変えずに、通信事業者を変更すること)をしたけど、初月をみると、一括で請求されるので、あれっ安くなると聞いていたけど、意外と費用がかかる・・・と思うかもしれません。
あれっ安くなると聞いていたけど、意外と費用がかかってるわ・・・
この記事をみれば、その費用が妥当か?否か?が分かりますよ
毎月の通信費をおさえるために乗り換えをされているなら、もちろん毎月の通信費はおさえられているとは思いますが、初期費用は意外と見落としがちです。
ここ数年の間に、国の推進により、初期費用が発生する項目が変わっています。ウェブには、古い記事も散見されるので、2023年4月時点での、HISモバイルを例にとり、乗り換えの際に発生する初期費用は何なのか、どのくらかかるのか?もあわせ解説していきます。
では見ていきましょう。
乗り換えの際に必要な初期費用とは?
スマホがケータイと呼ばれていた時代から見たときには、大きく分けて乗り換えに必要な初期費用は、以下になります。
・MNP転出手数料
・MNP転入手数料
・違約金
・SIMカード発行手数料
では一つ一つ見ていきましょう。
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MNP転出手数料
まずは、MNP転出手数料です。
MNPとは「Mobile Number Portability(携帯電話番号ポータビリティ)」の頭文字を取った言葉で、携帯電話番号を変更することなく他の携帯電話会社の通信サービスに乗り換えることができる制度のことです。
ようは、乗り換えのことですね。
MNPには電話番号をそのまま引き継ぐために「MNP転出」と「MNP転入」が必要です。
2021年4月1日の、総務省が改正した「MNPガイドライン」の適用により、MNP転出手数料(3,300円税込)が廃止されて「無料」になりました。
もちろんHISモバイルも、0円(無料)です。
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MNP転入手数料
次にMNP転入手数料です。こちらは残念ながら、無料ではございません。
MNP転出では基本的に「0円」ですが、MNP転入では「契約事務手数料」として「3,300円」かかります。
内訳としては、配送料やSIM発行手数料、システム登録料等が含まれています。
通信事業者、仮想移動体通信事業者(格安SIMサービスを提供している事業者)によってはMNP転入も元から「0円」だったり、キャンペーンによって「0円」になることもあるので、その都度確認しておくといいと思います。
HISモバイルも、MNP転入手数料は、詳しくは後述しますが、3300円かかります。
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SIMカード発行手数料
SIMカード発行手数料は、基本は事務手数料とは別枠の費用で文字通り、SIMカードを発行する際の手数料です。主に1枚あたり400円程度に設定されていますが、この手数料がかからない仮想移動体通信事業者(格安SIMサービスを提供している事業者)もあります。
通信事業者、仮想移動体通信事業者(格安SIMサービスを提供している事業者)によってはSIMカード発行手数料以外にも、「変更」・「再発行」・「追加」「削除」などで料金が発生する場合があります。
HISモバイルは、MNP転入手数料に含まれています。そのため、個別に請求されることはありません。
最近は、eSIMというものがあり、eSIM(イーシム)は、通常の物理的なSIMのようにスマホに挿入する必要がなく、ウェブサイトから契約する事で、すぐにその場で使えるようになるデジタル的なSIMになります。
そのeSIMの新規発行は、大手通信事業者では、無料ですが、仮想移動体通信事業者(格安SIMサービスを提供している事業者)では、物理的なSIM同様に、費用がかかることが多いと思います。
HISモバイルも、おなじく、eSIMも3300円かかります。
違約金
2019年10月1日からの電気通信事業法の改正により、スマホの違約金の上限は「1,000円まで」と定められました。この新ルールの対象になるのは総務省が定めた大手通信事業者(ソフトバンク・au・NTTドコモ・楽天モバイル)は違約金留保も含めて完全に廃止済みですが、仮想移動体通信事業者(格安SIMサービスを提供している事業者)は対象外で、違約金がかかる場合があるので、乗り換え前に確認しておいたほうがよいでしょう。
ちなみにHISモバイルは他社に先駆けて2019年に、違約金を撤廃しています。
HISモバイルの初期費用は安い?高い?
HISモバイルの初期費用が高いか?安いか?の立ち位置が明確になると思いますので、他社の初期費用の状況も調査いたしました。以下に列記しておきます。
これを見る限り、楽天モバイル、LINEMO、povoは事務手数料無料です。
ただし多くの格安SIMベンダーは、事務手数料が有料です。HISモバイルの初期費用は高くなく、むしろ他社と同じくらいと考えます。必要経費と考え、支払いましょう。
HISモバイル | 楽天モバイル | irumo | LINEMO | povo | Y!mobile | mineo | 日本通信 | IIJmio | NURO モバイル | AEON モバイル | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MNP転出手数料 | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし |
MNP転入手数料 | 3300円(税込み) | 0 | 店舗:3850円 オンライン:0 | 0 | 0 | 3850円(税込み) | 3300円(税込み) | 3300円(税込み) | 3300円(税込み) | 3300円(税込み) | 3300円(税込み) |
SIMカード発行手数料 | 転入手数料に含む | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | \440 | 転入手数料に含む | \460 | \460 | 0 |
違約金 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | \1100 | 0 | 0 |
事務手数料を無料にできない?
ここまでは、何にどのくらいの費用がかかるかをご紹介しました。
HISモバイルでは、事務手数料のみ3300円(税込み)がかかるだけでした。
では、この事務手数料を無料にする方法はないか・・ご説明します。
エントリーパッケージ
一般的にMNPをする場合、格安SIMベンダーでは、事務手数料が無料、または格安になるエントリーパッケージなるものがあります。HISモバイルもご多分漏れずエントリーパッケージは存在しますが、HISモバイルの場合、普通に契約する際の事務手数料と比べて割高になっています。しかし、キャッシュでなくポイントが余っていて、そのポイントでの購入するなら、キャッシュフローはおさえることができます。
キャンペーン
残念ながら、2024年2月現在、事務手数料のキャンペーンは実施しておりません。
ふるさと納税
少し面倒なやり方ですが、つくばみらい市にてふるさと納税の返礼品としてHISモバイルのエントリーパッケージを取り扱っていました。残念ですが、2023年7月に終了しています。
このことから、事務手数料を無料または、格安にする方法はなさそうです・・・・
まとめ
以上から、まとめると以下になります。
・MNP転出手数料は、2021年4月以降廃止になり、0円(無料)です。HISモバイルも0円です。
・MNP転入手数料は、通信事業者により変わり、0円~3300円かかります。HISモバイルでは、3300円かかります。
・違約金は、大手通信事業者では、2019年10月1日廃止済。なので現在ではかかりません。HISモバイルでも費用はかかりません。
・SIMカード発行手数料は、通信事業者でまちまちで、0円~440円になります。HISモバイルでは、MNP転入手数料に含まれています。eSIMも同額です。
このことから、ほどんどの通信事業者、仮想移動体通信事業者(格安SIMサービスを提供している事業者)では、MNPの転入手数料とSIMカード発行手数料のみで、一部の仮想移動体通信事業者(格安SIMサービスを提供している事業者)では、違約金かかる場合もあります。
HISモバイルでは、内訳は非公開ですが、MNP転入手数料(事務手数料)のみ3300円で、そのなかに、SIMカード発行手数料や配送料、システム登録料などが含まれていてます。
HISモバイルでは、以前には、事務手数料3300円が無料になるキャンペーンもあり、うまくそのタイミングが合えばさらに安く乗り換えはできると思います。金額としては、ぱっとみ3300円が少し高いと思われるかもしれませんが、SIMカード発行手数料、送料、事務手続きが含まれていますので、まだ妥当なほうかと考えます。
ぜひご参考に。
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