スマホでプロ並みの写真!折りたたみ撮影ボックスの自作

2022年10月8日ものづくり

アイキャッチ 撮影ボックス
当サイトにはアフェリエイト広告が含まれております。

こんにちは、ぶっちょです。
この記事を書いているのは、10月はじめですが、いかがお過ごしでしょうか?
すっかり秋の気配になりましたね。

さて、今回は、撮影ボックスのアップデートです。

以前の記事はこちらからどうぞ

撮影ボックスとは

撮影ボックスとは、簡単にいうと、照明と背景シートがつけれる、手軽にプロ並みの写真が撮れるボックスになります。

最近は、メルカリ、ヤフオク、ネットショップを開設、運営されている方や、SNSやブログを運営されている方で、商品の写真や、見せたいものをスマホで写真にとり、ネットにアップロードされている方も多いのではないでしょうか

例えば、個人でメルカリ、ヤフオクをされている方で、大半の方は、そのまま照明もなにも使わずに蛍光灯下でスマホで、パシャリとして出品してるのではないでしょうか。そうすると、背景に不要なものが映り込んだ入り、光をコントロールできていないので、予期せぬところに影ができたり、製品の色が若干見た目と異なったり、特に白色がピュアホワイトにならない場合があります。これは、ホワイトバランス(WB)が、特にiPhoneでは自動なので、合っていない場合にそうなります。

撮影ボックスのメリットは

・私生活の背景が映り込まない
・光をコントロールできる

点です。

Amazonとかでは背景は白と決まっているほど、背景は製品に印象を左右するので非常に重要です。
なのでプロまでに及ばなくても商品や写真対象物の見栄えをよくするには必須なアイテムかと思います。

スポンサーリンク

課題

繰り返しになりますが、SNSやメルカリ などの写真を撮っていると

・背景が映り込む
・オシャレに撮れない
・購買意欲が湧くような写真になっていない
・光がコントロールできていないので、思わぬ方向に影ができる。
・白色がおかしい

ってことないですか?

商品が分かればいい・・・という場合もありますが、できれば製品、対象物をより良く見せたいですよね。
撮影ボックスを使えば、上記のような悩みを改善できます。

スポンサーリンク

撮影ボックスの自作のすすめ

撮影ボックスとはどのようなものか?撮影ボックスを使えばどのいうことが改善できるか?お分かりいただけたとは思いますが、撮影ボックスは市販でも販売されています。市販品の撮影ボックスのメリットデメリットを見て行きましょう

市販品メリット、デメリット

市販品でも100均で販売されているものからプロユースのものがあります。まずは安価なものに絞って記載しておきます。

メリットとしては、

・ライト、背景シートが付属しているのですぐにはじめられる
・安価である

デメリットとしては、

・ボックスサイズが小さい
・照明が暗い
・ボックスの強度が足りない

になります。安価なものですと、20cmから大きくても30cmスクエアなので結構小さいです。100均のワッツでも販売されていますが22㎝で440円です。小物程度なら大丈夫ですが、メルカリ等で物販をしている方からすれば、撮影できるアイテムが限られるのであまり使えないのではと思います。

また、最初から照明が付いているのですが、撮影にあたりLEDの個数が少ないので照度が低かったり、照明の位置が固定されているので、対象物にて位置を合わせる必要があったりと使い勝手が悪いです。

あと、一番重要なことですが、ボックス自体が薄いポリプロピレン製シートでできているものもあり、ボックスを支える強度が弱く、使っているうちにボックスの形がひずんでくることが多いです。

一方、プロユースのものは、

メリットとしては

・ボックスサイズが大きい
・照明が明るい
・箱の強度がつよい

デメリットとしては、

・収納サイズが大きくなる
・高価

安価なものは、個人的には、帯にながし、たすきに短しになり、またプロユースとなると、高価なので、撮影機材に・・・う~ん~っと、躊躇しちゃいますよね~

良い撮影ボックスの用件

良い撮影ボックスの条件としては

・サイズがそれなりに大きく色々なアイテムが撮影できること
・収納がコンパクトになること
・照明がある程度の明るさであること
・照明が上部から当たること
・ディフューザー(照明に拡散シート)がつけれること
・背景シートが設置出来ること
・設置が楽であること
・箱がしっかりしていること
・安価であること

になりますが、市販品の安価なものですと、上記の条件を満たさないので、ないものは作れの精神で、この条件を満たす撮影ボックスを自作しゃいました。

材料

材料としては以下

パーティションボード(ダイソー) 2枚
マスキングテープ(ダイソー) 1個
プラグボディセンプロ 1個
LED電球 昼白色 60W (ダイソー) 1個
クッキングペーパー(あったもの使用)

材料一覧

プラグボディセンプロ以外は100均で入手できます。

もしダイソーで、パーティションボードが入手できない場合、少し価格は上がりますが、パーティションボードと同じ素地(ポロスチレン)のボードはホームセンターでも入手可能です。

組み立て手順

このパーティションボードのサイズは60㎝x45㎝x30㎝ です。60㎝の正方形(奥行きは45㎝)にします。45㎝の正方形でもいいのですが、LED電球の長さが10㎝ほどあるので

45㎝ですと、LED電球が出っ張りすぎて撮影の邪魔になる可能性があります。なので、高さ方向 60㎝サイズが適当と思います。ちなみに、ボックス端8か所、ボックス上部2か所のジョイントは、ポリスチレンのジョイントの市販品も販売されていますが、時間の都合で厚紙で自作しました。

パーティションボックス接続

次に、プラグボディセンプロの径が36mmなのでパーティションボード側にその穴を開け、プラグボディセンブロを挟み込みます。挟み込んだだけでは、外れやすいので、マスキングテープをつなぎ目に貼ります。(下側写真)

プラグボディセンプロ接続
その拡大

LED電球にはトレッシングペーパーをかぶせます。理由は、LED電球のそのままの光では非常に硬い光になります。硬い光とは、簡単に言うと、影がシャープにでます。やわらかい光だと、光が拡散されて、影がはっきりとでません。プロの写真は、なるべく製品や対象物の影をださないような写真になっています。やわらかい光にする為、トレッシングペーパは必ずつけてください。必要になります。
ちなみに、トレッシングペーパーがない場合、クッキングシートでも代用はできます。

トレッシングペーパーの4隅をマスキングテープでパーティションボードの天井側に貼り付けます。

トレペ貼り付け


背景シートをボックス内部に敷いてください。白の模造紙のような長いシートが最良ですが、時間の都合で、今回は、A4の紙を使用しています。LED電球を取り付け、点灯させれば完成です。

照明点灯

撮影ボックスを使って実際に撮影

では実際に撮影してみましょう。照明なし、照明のみ、トレッシングペーパ+照明ありの条件で撮影します。
スマホ側のカメラの性能が良いと、差が分かりずらいので、ここではあえて、かなり古いiPhone6s(iOS 15)を使用します。カメラアプリでの加工は一切なしです。

3条件で撮影、この違い

まずは、照明なしの場合ですが、蛍光灯の光では、やはり暗い感じですし、白も少し暗い感じでピュアホワイトではありません。

続いて、トレッシングペーパ(トレペ)なしの照明のみですとミニカーの影がはっきりと出ています。明るさは十分ですし、白色もピュアホワイトに近い感じです。

最後に、トレッシングペーパ(トレペ)+照明ですが、ミニカ―下の影が、少し和らいでいると思います。白色のプラ板(レフ板)を置いて、もう少し薄くしてもいいかもしれませんね。白色はトレペなしの場合と同じくピュアに近い感じですね。

スポンサーリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか?ほぼ100均の材料で撮影ボックスを自作しましたが、なかなか良いできだと思います。

背景シート(白の模造紙等)は、時間の関係で準備できていませんが、
ボックス後方上部の両端にクリップ等でフックを作り、ロール状の背景シート(白の模造紙)に棒状のものを差し込み、クリップのフックにひっかける等して、なだらかなカーブを描きながらボックス手前まで敷く感じで配置すると、背景が映り込みません。なお良くなると思います。

このボックスのいいところは、ボックス自体は中型サイズで少し大きめですが、全てバラバラにすることができて、収納がコンパクトになります。
高価な市販品を購入することなく、プロ並みの写真がとれる撮影ボックスの完成。ぜひ参考にしてください。

にほんブログ村 にほんブログ村へ PVアクセスランキング にほんブログ村

Posted by ぶっちょ